猫の気持ち22


2019年(令和元年)10月24日 木曜日

猫の気持ち22

猫の気持ち 第1弾 習性1
猫の気持ち 第2弾 習性2
猫の気持ち 第3弾 習性3
猫の気持ち 第4弾 爪とぎ
猫の気持ち 第5弾 尻尾
猫の気持ち 第6弾 しぐさ
猫の気持ち 第7弾 気持ち1
猫の気持ち 第8弾 気持ち2
猫の気持ち 第9弾 気持ち3
猫の気持ち 第10弾 甘噛み
猫の気持ち 第11弾 行動
猫の気持ち 第12弾 ご飯
猫の気持ち 第13弾 鳴き声
猫の気持ち 第14弾 座り方
猫の気持ち 第15弾 猫派人間
猫の気持ち 第16弾 体の上に乗ってくる
猫の気持ち 第17弾 ねこんかつ
猫の気持ち 第18弾 猫好きの特徴 男性編
猫の気持ち 第19弾 猫好きの特徴 女性編
猫の気持ち 第20弾 猫好きのあるある
猫の気持ち 第21弾 育て方1
猫の気持ち 第22弾 育て方2
猫の気持ち 第23弾(最終回) 育て方3


今回は、「猫の気持ち 第22弾 育て方2」です。



●11.猫はわがまま。熱すぎてもいけない。冷たすぎてもいけない。

「猫舌」という言葉を聞いたことがあることでしょう。熱い物を飲み食いすることのできないことや、そういう人のことを指していう言葉です。猫舌という言葉のとおり、猫は熱いものが大の苦手です。人間の場合は、熱いものは「出来立て」や「体が温まる」といったイメージがありますが、猫には大迷惑。味がどうこう言う以前に、口にできません。どんなにおいしいものでも、熱すぎるものは一切口にしてくれません。
 
では、冷たいものがいいのかというと、そうでもありません。人間の場合は、暑い夏に冷たいものが出てくれば、体が冷えて癒しを感じますが、猫には大迷惑。猫の臭覚は敏感で冷たいものがいいにおいがせず、食欲が湧きません。熱いのもいけないし、冷たいものもいけない。猫はなんとわがままなのでしょう。

いいえ、実は猫に限らず、たいてい野生の動物はこうした傾向があります。野生には動物で火をおこしたり、野生生活に冷蔵庫があったりするわけではありません。野生にある冷たいものと言えば「死んでから時間が経っている死がい」という印象があります。それはすでに腐っていたり栄養分が抜けていたりなど、食べられない悪い印象があるため、本能的に避けてしまいます。たとえ、水でも、冷たすぎると飲んでくれません。

猫に餌をやるときには「常温」のものが一番です。人間都合で、寒い冬に熱いものを与えたり、暑い夏に冷たいものなどを与えたりするのは、猫にはありがた迷惑。普通に餌をやるのが、一番なのです。



●12.なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。

「せっかく猫のために水を用意してあげたのに飲んでくれない」そんな悩みを持っていませんか。猫はえり好みが強くて、飼い主が与えたものを素直に食べたり飲んだりしてくれない場合が多かったりします。たとえば、喉を潤してあげようと、器に水を入れたのに、飲まない。こんな経験をしたことが一度や二度はあるのではないでしょうか。そんなとき、確認していただきたい3つのチェックポイントがあります。

▲1.カルキのにおいを避けること

猫は臭覚が優れていて、カルキのにおいが苦手です。本能的に「カルキは体に悪い」というのを察知しています。水道水の場合、カルキが含まれているため、なかなか飲んでくれない場合が多いです。ただし、悪いのは水道水ではなく、カルキです。水道水でも、一度煮沸させたり、市販されているカルキ除去フィルターを通したりすれば、猫は喜んで飲む場合が多いようです。

▲2.水を入れた器

猫はえり好みが激しい生き物ですが、水ではなく、水を入れた器も同じです。水を入れる器が汚れているか、色、肌触りなど、何か猫の気に入らない要素があるのかもしれません。人間には気づけませんが、プラスチックにもにおいがあります。プラスチックの種類によっては、そのにおいを嫌って、水を飲んでくれないこともあるようです。
カルキを除去した水を用意しているにもかかわらず、飲んでくれないときには、器が気に入らない可能性が大です。器を取り換えて、しばらく様子を見てみましょう。

▲3.水が冷たすぎないか

猫は、熱すぎるものも苦手ですが、冷たすぎるものも苦手です。人間なら「冷たい水は冷えていておいしい」と感じますが、猫は冷たいものが苦手で飲む気が起きません。ミネラルウォーターは、カルキが含まれていないので猫も喜びますが、問題なのは温度です。多くのミネラルウォーターは、たいてい冷蔵庫に入れて冷やしています。猫にやろうと冷えたミネラルウォーターの場合、冷たすぎて飲んでくれないことが多いです。猫用のミネラルウォーターを用意するなら、冷蔵庫に入れず、常温で保存したものを与えるといいでしょう。



●13.猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。

猫が寝る場所といえば、お決まりの場所があります。屋根の上、テレビの上、たんすの上、テーブルの上などです。おや、何か共通点がありませんか。そうです「高いところ」です。どうやら猫は、高いところが好きで落ち着くようです。これは猫がもともと野生だったころの名残です。まだ野生だったころ森の中で暮らしていました。森の中では、地上を歩く敵から襲われにくい場所として、木に登って寝ていました。また外敵から襲われそうになったときも、すぐ木に登れば、避難できます。人間には、高いところは怖くて危ないというイメージがありますが、猫には逆です。本能として高いところを好み、高いところのほうが落ち着きます。「高いところは安全で落ち着く」猫が寝る場所はいつも高い木の上がお決まりの場所でした。しかも高い場所に上がるだけでなく、高い場所でぐっすり寝たりします。「高いところで、よくのんきに寝られるなあ。落ちたら危ないぞ」そう思う人もいることでしょう。

猫は耳の奥に平衡感覚を受け持つ器官があり、よく発達して、左右上下の平衡感覚には優れています。そのため、2階程度の高さから逆さまに落ちても、体をくるっとくねらせて、上手に着地できます。高すぎる場所ではいけませんが、高い場所から落ちたときの着地はとてもうまく、ダメージは人間が思うほど強くはないようです。昔から高いところに住んでいたからこそ、体は弓のようにしなやかで柔らかく、落下したときの運動神経にも優れています。そこで室内で猫を飼うなら、できれば猫のために高いところを用意してあげましょう。人間は、横に広い部屋を好みますが、猫の場合は、縦に長い部屋のほうが大好きです。階段のような段差を作り、高い場所へ楽に移動できるようにするといいでしょう。たんすの上に上がられるのは飼い主としては厄介かもしれませんが、猫は落ち着ける聖地になるはずです。



●14.猫は、犬以上に聴覚が鋭い。

猫が、突然、辺りをきょろきょろ見回し始めることがあります。その視線の先に何かあるのかと目をやりますが、何もない。それでも猫は、何かを追っているかのように、きょろきょろしています。何かあって視線をやっているならわかります。しかし、何もないのに、きょろきょろされると、飼い主としては怖い気持ちになります。「もしやこの家は、悪い霊に取りつかれでもしているのか」何か幽霊でも見えているのではないかと、悪い想像を膨らませてしまいます。実は、猫がきょろきょろするのは「見えている」のではなく「聞こえている」場合が大半のようです。初めに言っておくと、猫の視力は悪いです。0.1から0.3くらいの視力しかないと言われ、人間よりはるかに悪い。10メートルも離れていると、ぼやけているようにしか見えません。しかし、その視力を補えるほどの、鋭い聴覚があります。猫はもともと夜行性であり、視力はあまり重要ではありませんでした。

では、真っ暗な森の中で、どう動物の動きを察知したかというと「音」です。歩く足音、小さな鳴き声、飛んでいる音。こうした音から、外敵までの距離、大きさ、動きの様子などを把握していました。犬も聴覚が優れている生き物ですが、それ以上に優れています。特に優れているのは、高音を聞き分ける能力です。低い音は、人も犬も猫も大差はありませんが、高音となると猫が圧倒的に優れています。なんと超音波まで聞き分けられます。人間の場合は、最高20キロヘルツの高音を聞き分けるのが限界です。犬の場合は40キロヘルツ、猫の場合は80キロヘルツという超音波の領域まで聞き分けられます。人にも犬にもまったく聞こえない高音でさえも、猫なら聞けます。何もないのにきょろきょろしている場合、数十メートル先の猫や犬の歩く足音、鳥の飛ぶ音などに反応しているのでしょう。
もしくは、屋根の上にいるネズミのかすかな鳴き声に反応しているのかもしれません。いずれにせよ人間には聞こえない音を聞き取っていると思っていいでしょう。幽霊の姿が見えているわけではないようです。



●15.猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。

テレビを見ていると、いつの間にか猫も一緒にテレビを見ていることがあります。「テレビの内容が理解できるのかな」と思います。残念ながら、テレビの物語や人の言葉などを理解しているわけではないようです。猫が反応しているのは、テレビに映っている動きに対してです。特に、小さなものが細かく動く映像は、野生時代の狩猟本能が駆り立てられ、釘付けになってみてしまいます。しかし、テレビを見ているだけならいいですが、それだけで終わらない場合もあります。普段のニュース番組の中で、ふと、小動物の映像が流れることもあります。ネズミやハムスターでも映ろうものなら、本物と間違え、テレビに向かって突進することもあります。強い勢いでテレビに当たると、テレビも壊れますし、なにより猫も大けがをすることでしょう。「これは本物ではないよ」と飼い主が教えたいですが、言葉もわかりませんし、なかなか難しいのが現実です。もし、猫と一緒にテレビを見る環境の場合は、こうしたトラブルがあっても問題ないように対策が必要です。
 
たとえば、テレビが倒れないように固定したり、突進しても壊れないように保護シートなどを貼っておいたりするといいでしょう。ペットショップにいけば、専門の保護シートなどが置いているはずです。テレビが壊れたり、猫がけがをしたりしてからでは遅いですから、ぜひとも対策をしておくことをおすすめします。



●16.猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。

犬とは違い、猫はしつけに時間がかかります。芸を覚えさせるなんて、難しいでしょう。犬を使ったサーカス団は世界に数多くありますが、猫を使ったサーカス団はほとんどありません。芸を覚えてくれず、大きな音にも弱く、なかなか言うことを聞いてくれないためです。このことからも、芸を覚えさせるのは難しいことだと言うことがうかがえます。芸を覚えさせるのは難しいとしても、簡単なしつけでさえ苦労します。トイレシートで用を足すようにしたり、爪で壁を引っかくのをやめさせたりなど、お行儀よくしつけるのは時間がかかります。猫はかわいいですが、とても世話が焼けます。大切なことは「言うことを聞かせること」ではありません。忍耐力があるかどうかです。なかなか言うことを聞かなくても、わかるまで何度でもしつけることができるかどうかです。猫の面倒を見ていると同時に、実は飼い主も猫に鍛えられています。

考え方をスイッチしましょう。すぐ言うことを聞いてくれないから、いい。もし何でもすぐ言うことを聞いてくれれば、飼い主としての忍耐力が鍛えられません。しかし、なかなか言うことを聞いてくれず、忍耐力が必要とされるなら、飼い主も一緒に成長できます。忍耐力が鍛えられれば、普段の人間関係でもうまくいきます。友達関係でも職場の人間関係でも、恋愛関係でも、夫婦関係でも「忍耐力」が必要とされます。いらいらを見せないようにしたり、理性を失わずに対応したりなど、人間関係では忍耐力の連続です。子供が生まれれば、忍耐力なくして育てることはできません。なかなか言うことを聞いてくれない赤ちゃんは、猫と似ています。赤ちゃんもかわいいですが、とても世話が焼けます。この状況は、猫に似ています。もし猫をきちんと育てることができれば、赤ちゃんを育てるのもうまくいくはずです。それだけの忍耐力があれば、赤ちゃんのおしめを替えたりわがままに応えたり、夜泣きに対応したりなどできるはずです。きっといい父親・母親になれるに違いありません。そう考えると、猫は先生です。理性を失わず、常に冷静な自分でいられるよう、猫が先生になって飼い主を鍛えてくれているのです。



●17.人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。

「猫鍋」という写真がブームになったことがあります。鍋の中で身を丸くして、休んでいる猫の様子を撮影した写真や動画などが、テレビ、雑誌、インターネットで大賑いです。小さな鍋の中で休んでいる猫を見るとかわいらしく、見ているだけで癒されます。こうした習性は昔からありますが、ストレス社会になった今だからこそ、鍋の中で寝る猫の姿に癒しを強く感じるのでしょう。

しかし、不思議な疑問があります。そもそも、なぜ猫は鍋の中を好むのでしょうか。猫は「鍋」が好きなのではありません。「狭い場所」が好きです。実は鍋に限らず、狭い場所は大好きです。落ち着けて、安心でき、眠くなります。猫がまだ野生だったころから警戒心が強いので、敵からの身を隠すために、見つかりにくい場所を探していました。くぼみであったり、小さな穴などに隠れ、休んだり眠ったりしていました。四方が囲まれたところのほうが敵から見つかりにくくなり、安心できます。そのときの名残が現在でも残っていて、四方で囲まれた狭い場所に隠れようとします。



●18.猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。

ペットの体調管理も、飼い主の責任の1つです。人間も体調が悪ければ、病院に行って診てもらいます。早期発見ができれば、大事に至る可能性も小さくなります。猫の場合も、体調が悪ければすぐ動物病院に連れて行き、診てもらう必要があります。
 
猫の場合は犬と違い、体調が悪いのは見分けにくいのが特徴です。犬なら飼い主と一緒に散歩をする習慣があるので、体調を崩しているときは、歩く様子から早期発見がしやすい。動きが遅くなったり、歩き方が不自然になったりするのですぐ気づけます。
 
猫の場合は、散歩をする習慣がありません。いつものろのろ歩いていたり、お昼寝したりしています。見方によっては、いつも体調が悪そうにも見えます。「普段の状態」なのか、それとも「体調を崩している状態」なのか、見極めるのが難しいです。では本当に体調が悪いときに、どう早く気づけるのでしょうか。それはひとえに、飼い主がどれだけ普段からペットと触れ合っているかです。普段から猫の様子や習慣、食べ方や量など知っていれば、いつもと違う様子から体調を崩している様子に気づけます。見極めるのにセンスが必要ですが、普段からきちんと接しているなら、自然とわかるはずなのです。



●19.猫の排泄物は、健康のバロメーター。

猫は、いつものろのろしたり、寝ていたりするので、体調を崩しているときにわかりにくいのが特徴です。そういうときは、いかに普段からペットと接しているかの差が現れます。普段からよく接していると、わずかな違いに気づきやすくなります。意外なところでもう1つのチェックポイントがあります。

猫の排泄物です。おしっこと糞は、汚いから目を背けがちです。人間ですから、洋式の便器で用を足した後、自分の尿や便を、丹念に見る人は少ないのではないでしょうか。汚いものからは、つい視線を外しがちです。

自宅のペットの糞尿も、汚いため、見ないようにしていることが多いでしょう。しかし、そらさずきちんとみることが大切です。猫の排泄物は、健康のバロメーターです。体の内部を直接みることはできませんが、内部から出てきた排泄物を見ることで、客観的に確かめることができます。量、回数のチェックはもちろんのこと、いつもより尿の色が濃かったり、いつもよりふんがべっとりしたりなどです。またできるだけ「においのチェック」もしておきましょう。

不快になる気持ちはあるでしょう。しかし、猫の健康状態を知るための、唯一の手がかりです。みたくない気持ちをぐっとこらえ、毎日猫の排泄物を見れば、体の内部の異変に気づくきっかけにできます。猫の排泄物を処理するタイミングで、様子を確かめることも習慣の1つにしておきましょう。



●20.猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。

「3つ子の魂、百まで」という言葉があります。生まれて3年の間に形成された性格は、その後、年を取っても変わらないということです。3年と言い切るには議論の余地がありますが、幼いころに培った性格がなかなか変わらないのは間違いありません。若い時期にさまざまな刺激に触れさせることで、情緒が豊かになったり、学習能力にも差が出たりします。基本的な人格を形成する時期に当たります。人間の場合は、生まれてから「3年間」が重要ですが、猫の場合は生まれてから「3カ月間」が重要です。3カ月なんて、まさにあっという間です。なぜ3カ月間なのかというと、猫は最初の1年で急成長するからです。多くのペットたちは、人の何倍もの早さで成長しますが、猫も同じです。
 
では、どのくらい早く成長するのでしょうか。猫と人の年齢を計算する有名な計算式があります。猫と人の年齢を計算する簡易計算式(1歳以上の場合)

18+[(猫の年齢-1)×4]=人に例えた年齢

猫と人間の大まかな年齢比較
 
【猫/人間】
1カ月/1歳
3カ月/5歳
6カ月/10歳
1年/18歳
2年/22歳
3年/24歳
4年/30歳
5年/34歳
10年/54歳
12年/62歳
15年/74歳
20年/94歳
 

もちろん成長スピードは、種類や生活環境にもよりますが、おおむねの概算はこのようになるでしょう。見てのとおり、最初の3カ月で、人間でいう5歳くらいまで成長することになります。この最初の3カ月間は「猫の社会化期」と呼ばれています。さまざまな刺激を受け入れやすく、猫の基本的な行動や性格の形成に結びつきやすいです。この時期に飼い主と十分接していれば、なつきやすくなります。ほかの動物と接すれば、同居もしやすくなります。食事の好みも、この時期に何を食べるかで決まるようです。1年も過ぎようものなら、あっという間に人間でいう20歳になります。猫が生まれてから最初の3カ月間は特にさまざまな経験をさせてあげましょう。猫への教育に力を入れてもいいところです。この時期に猫は基本的な性格を形成することになるので、重要な時期になるのです。



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