猫の気持ち8


2019年(令和元年)10月19日 土曜日

猫の気持ち8

猫の気持ち 第1弾 習性1
猫の気持ち 第2弾 習性2
猫の気持ち 第3弾 習性3
猫の気持ち 第4弾 爪とぎ
猫の気持ち 第5弾 尻尾
猫の気持ち 第6弾 しぐさ
猫の気持ち 第7弾 気持ち1
猫の気持ち 第8弾 気持ち2
猫の気持ち 第9弾 気持ち3
猫の気持ち 第10弾 甘噛み
猫の気持ち 第11弾 行動
猫の気持ち 第12弾 ご飯
猫の気持ち 第13弾 鳴き声
猫の気持ち 第14弾 座り方
猫の気持ち 第15弾 猫派人間
猫の気持ち 第16弾 体の上に乗ってくる
猫の気持ち 第17弾 ねこんかつ
猫の気持ち 第18弾 猫好きの特徴 男性編
猫の気持ち 第19弾 猫好きの特徴 女性編
猫の気持ち 第20弾 猫好きのあるある
猫の気持ち 第21弾 育て方1
猫の気持ち 第22弾 育て方2
猫の気持ち 第23弾(最終回) 育て方3


今回は、「猫の気持ち 第8弾 気持ち2」です。



■11.外で飼い主に会うと無視。なぜそんなにそっけないの?

外出を自由にさせている猫の場合、飼っている猫を家の周りの路地などで見かけることがあるでしょう。「おや、こんなところで会うとは偶然だね」飼い主を見た猫は、きっと喜んで近寄ってくれるだろうと期待します。しかし、飼い主を見ても無視。近寄ろうとすると、むしろ警戒する姿勢を見せることがあります。「なんだよ。いつも仲良くしているのに、冷たいなあ」普段は仲がいいのに、外で会うと、なぜか急にそっけない猫の態度に困惑する飼い主も多いことでしょう。もし飼い主の存在に気づいていないなら、おそらく猫がパトロール中で忙しく、気づける余裕がなかったのでしょう。

しかし、飼い主に顔を向けて、存在に気づいているにもかかわらず、そっけない態度なら、別の理由が考えられます。おそらく猫は飼い主だと気づいていません。猫の視力は弱いためです。個体差はありますが、おおむね0.1前後と言われています。そもそも夜行性だったため、視力の弱い猫ばかりです。10メートルも離れるとぼやけ、20メートルも離れると誰なのかまったくわかりません。しかも、猫は犬と同じように色の識別も大変苦手です。色といい視力といい、なにやらさっぱりわかりません。だからこそ、目の代わりに、鼻や耳が発達しました。こうした事情から、外で猫と出会うと、飼い主であるにもかかわらず無反応を見せることがよくあります。もし飼い主だと気づいてもらいたければ、単純に声を出せばいいでしょう。いつものように「おいで」と言ったり、猫の名前を呼んだりすれば「おや。聞いたことがある声だ」と気づいてくれるはずです。猫は、耳なら敏感です。いつもの態度になり、ゆっくり近づいてくることでしょう。



■12.猫がときどき立ったままおしっこしている。座っているのと何か役目が違うの?
猫が普通のおしっこをするときは、かがみ込んだ姿勢になるはずです。排泄後は、後ろ足で丁寧に砂をかけようとする。おそらくこの光景が最初に浮かぶことでしょう。しかし、猫の排泄を見ていると、変わった姿勢でおしっこをする場面を見かけることがあります。立ったままおしっこをしているところを見かけたことはありませんか。「座ってのおしっこ」と「立ったままのおしっこ」とでは、何か意味に違いがあるのでしょうか。これは単なる排泄とは別の意味を持つ行為です。立ったままおしっこをするほとんどは「マーキング」と呼ばれる行為です。尿やふんなどのにおいをつけることで、自分の縄張りを示すことをいいます。自分のにおいをつけることで、自分の存在を示し、安心感を得ようとしています。立ったままおしっこをする理由は、できるだけ広範囲に撒き散らそうとするからです。また高い位置におしっこをするほうが、猫の体の大きさも同時に表現できる意味も含まれています。特に、去勢をしていないオスでは頻繁に見られる光景です。猫らしい、自然の営みの1つです。しかし、いくら自然の営みとはいえ、これに悩む飼い主も多いことでしょう。屋外ならいいですが、室内の至る所でマーキングをされると、家具が汚れるのはもちろん、においがついて掃除も大変です。

もしこのマーキングをしてほしくないなら、最初からメスの猫を飼うといいでしょう。そもそも自然の営みですから、しつけでやめさせるのも難しい話です。メスでもまったくマーキング行為をしないわけではありませんが、大変珍しいと考えていいでしょう。もし、すでにオスの猫を飼っている場合は、厳しいしつけが必要です。マーキングをしようとした瞬間に大きな声で「こら!」と強く叱るようにしましょう。叱るのは、しようとした瞬間か、している最中です。しばらく時間を置いてしまうと、猫はなぜ叱られているのか理解できません。マーキングをやめさせるまでは、猫との根気の勝負です。「マーキングをすると恐ろしいことが起こる」と猫に覚えさせれば、マーキングをやめ、決められた場所でするようになります。また、最後の手段として、去勢という方法もあります。ただし、これはお金もかかりますし、動物に手を加えることに抵抗感を持つ飼い主もいることでしょう。状況に応じて判断しましょう。



■13.じゃれている途中に急に大あくび。やる気あるの?

猫と猫じゃらしで遊んでいる途中、急に大きなあくびをすることはありませんか。じゃれているときに限らず、飼い主が遊び相手になっているときに限って、大きなあくびをすることがあります。「こんなときにあくびをするなんて、やる気あるのかな」なぜでしょうか。実はやる気がないどころか、やる気を出している合図です。大きなあくびをするのは、本気モードに入ったことを意味します。

何かに夢中になっていると、脳や体も活動が活発になり、多くの酸素を必要とします。そこで、大きなあくびをして酸素を脳に送り込み、戦闘態勢に向けて準備を整えようとしています。また夢中になることで、緊張したり興奮したりしますが、大きなあくびをすることで緊張感を和らげるなどの効果もあります。猫があくびをすれば、いよいよやる気を出し始めた証拠なのです。



■14.草をおいしそうに食べている。野菜が食べたいの?

猫が積極的に緑黄色野菜を取ろうとすることは、まれです。食べない猫がいないわけではありませんが、珍しいと考えていいでしょう。猫は肉食動物だからです。基本的に必要な栄養素は、肉だけで事足ります。しかし「野菜」は食べなくても「草」なら食べる猫が多いようです。自宅で観葉植物を育てている場合、かじろうとする猫を目撃したことがある飼い主も多いことでしょう。なぜ草を食べようとするのでしょうか。これは、大きく2つの理由が考えられます。

胃の中の毛玉を吐き出すため。猫は1日の大半を毛繕いしているため、大量の毛が胃の中にたまってしまいます。胃の中にたくさんの毛がたまると、やはり猫でも気持ち悪く感じるようです。毛玉が胃や腸を通過しやすくするために草を食べている、毛玉を吐き出しやすくするために草を食べていることが考えられています。草に含まれるビタミンを摂取している。

もう1つ理由として考えられるのは、植物に含まれる「葉酸(ようさん)」を摂取しているという説です。多くのビタミンは肉から摂取できますが、葉酸は例外です。葉酸は、植物由来のビタミンのため、肉だけで十分に摂取するのは難しいです。葉酸が不足すると、子猫の成長が遅れたり、貧血を起こしやすくなったりする場合があります。
 
さて、ここで気をつけておきたいのは「食べてはいけない草があること」です。草なら何でもいいと言うわけではなく、中には猫にとって毒物となる成分が含まれている植物もあります。特に気を付けたいのは「観葉植物」です。観賞用として、部屋の中に植物を置いている家庭も多いことでしょう。その場合、猫が口にしてしまう可能性があるので特に注意しましょう。特に以下に挙げる植物は、猫に有害な物質が含まれていますので、控えるようにしましょう。

猫に有害な物質が含まれる植物
 
ポインセチア
ユリ
あじさい
シクラメン
ツツジ
シャクナゲ
スズラン
ヒヤシンス
 
ここにあげたのは私たちの身近にある植物のうち一例です。厳密にあげると、食べてはいけない植物はもう少したくさんあります。心配なら、ペットショップの店員に伺うようにしましょう。自宅であらかじめ観葉植物の種類に注意をしましょう。また、そもそも猫に無理やり草や野菜などを与える必要もありません。栄養面を考慮した市販のキャットフードなら、葉酸を含めた栄養バランスがきちんと含まれているはずです。無理に食べさせる必要はなく、食べたら食べたくらいに考えていいでしょう。



■15.そういえば猫が汗をかいているのを見たことがない。猫は汗をかくことはないの?

結論から言うと、猫は汗をかいて体温調節をしません。なぜかというと、熱がこもるほど体が大きくないからです。熱くても、猫は体が小さいため、熱がすぐ逃げてしまいます。そのため、汗をかかない体質です。しかし、体が小さいゆえに暑さに強いですが、逆に寒さには弱い特徴があります。体が小さいゆえに熱がすぐ逃げてしまい、寒さには大変弱いです。ほとんどの猫は、豊かな毛並みが特徴ですが、寒さを補うためです。つまり「猫は暑さに強く、寒さに弱い」という特徴があるのです。猫を飼うときに気をつけたいのは、暑さより寒さです。真夏の炎天下にエアコンもつけないのは例外ですが、猫を飼うときに気をつけるなら、暑さより寒さに重点を置きましょう。寒い冬には、必ずエアコンをつけ、温かい環境を作ってあげましょう。そうした点からも、やはり猫は室内で飼うのがおすすめなのです。



■16.猫が歩いていると足跡がついている。猫の足の裏が湿っているのはなぜ?

猫は、体温調節のため汗をかきません。熱がこもるほど体が大きくないからです。体が小さいので熱がすぐ逃げてしまい、体から汗をかくことはありません。しかしです。猫がフローリングを歩いていると、足跡がついている。抱いてみると、足の裏の丸く盛り上がった肉球がびっしょり濡れている。「あれ? 体温調整で汗をかかないはずでは?」そう思う飼い主もいることでしょう。この足の裏の汗は、少し特殊な汗です。体温調節でかく汗ではなく、緊張しているときにかく汗です。猫は臨戦状態に入ったときに、素早く身動きが取れるよう足の裏に汗をかきます。足の裏に汗をかくことで、地面との摩擦をつきやすくし、滑り止めの役目を果たします。素早い身動きがいつでも取れるように準備しています。

人にも、緊張すると足の裏に汗をかく体質の人がいますが、それと同じ根拠です。おそらく猫は、部屋の中を飛んでいるハエか何かを追いかけている間に、緊張や興奮をして汗をかいたのでしょう。足の裏がびっしょり濡れていれば、しばらく猫を緊張から解放させてあげましょう。抱いたりさすったりなどして、猫をなだめてあげるといいでしょう。



■17.飼い主が集中しているときに限って、猫が邪魔してくるのはなぜ?

飼い主が何かに集中していると、猫がわざとらしく飼い主の集中を邪魔しようとすることがあります。たとえば、次のような経験はありませんか。床に新聞を広げて見ていると、新聞紙の上に乗ってくる猫。机で勉強をしていると、ノートの上に乗ってくる猫。パソコンに向かってインターネットを楽しんでいると、キーボードやマウスの上に乗ってくる猫。テレビを見ていると、わざとらしくスクリーンの前に立ちはだかろうとする猫。このように猫に集中を邪魔された経験を持つ飼い主も多いのではないでしょうか。なぜ、猫は飼い主の邪魔をしようとするのでしょうか。これは、飼い主を遊びに誘っている行動です。飼い主に自分の存在をアピールして、気にかけてもらいたい。
「甘えたい」、「暇ならかまってよ」、「遊び相手になってほしい」こうしたメッセージが含まれる、猫なりのアピール方法です。じっとしている飼い主を見て「そんなに暇なら、たまには遊び相手になってよ」と思っています。もし、猫に邪魔をされたら、飼い主は怒らず、遊び相手になってあげるといいでしょう。抱いてあげるだけでも喜ぶはずです。基本的に単独行動する猫ですが、時には寂しく感じるときもあるのです。



■18.猫に人差し指を差し出すと、においを嗅ごうとする。その心とは?

飼っている猫に、人差し指を差し出してみましょう。おそらく興味深く、飼い主の指のにおいを嗅ごうとするはずです。餌を差し出しているなら興味を持つのはわかりますが、単に人差し指だけで興味を持つのは不思議です。なぜ指を出しただけで反応するのでしょうか。猫は、突起物が近づくと、何かを確かめるため、においを嗅ぎたくなる習性があります。飼い主が指を差し出せば、猫は指先に興味を示し、クンクンとにおいを嗅ぎます
 
さて、この習性を使えば、猫とお友達になりやすくなります。公園で野生の猫とお友達になりたいとき、普通に近づけば逃げられることでしょう。こういうときこそ、中腰になり、指を差し出しながら近づいてみましょう。突き出た指先に興味を示し、近づくことを許してくれる可能性が大きくなります。



■19.猫が餌を入れた器に向かって、パンチをするのはなぜ?

「ご飯の時間ですよ」飼い主が器の中にキャットフードを入れた後、猫がやってきます。食べてからしばらくすると、器に入っている餌に向かって猫パンチをすることがあります。餌で遊んでいるかのようです。この不思議なしぐさには、どういう意味があるのでしょうか。主に3つの理由が考えられます。

餌を土に埋めようとしている。猫は野生のころ、常に飢餓と隣り合わせでした。そのため、一度にすべて食べきれない食料は、空腹になったときに食べられるよう、土の中に隠す習慣がありました。そのときの餌の一部を土の中に埋めようとするしぐさが、名残として残っているものと考えられています。

餌が気に食わない。これは、キャットフードではなく、人間が食べる食べ物を与えたときによく見られます。人間が食べる食べ物は、塩分が多すぎたり、猫が苦手な味だったりします。味・舌触り・においなど、何かが気に食わず、餌に八つ当たりすることがあります。「こんなの食べられないよ」という猫からの主張です。無理に食べさせるのはやめ、無難にキャットフードに取り換えるようにしましょう。

おなかがいっぱいで遊んでしまう。猫が野生だったころ、食べきれない食べ物は空腹になったときに備え、土の中に隠す習慣がありました。
 
しかし、人間との生活となれば、定期的に食事が出ますし、隠す必要もありません。食べることの喜びを失ってしまいやすい。食への喜びを忘れ、人間との生活に慣れてしまった猫は、おなかがいっぱいになれば、残った餌で遊んでしまうこともあります。人間もおなかがいっぱいになれば、スプーンやフォークで食事をいじって遊んでしまいそうになる感覚と近いのでしょう。
 
さて、こうしたしぐさが見られたときの飼い主が取るべき対応です。3つのうちどの理由に当たるのかは、状況しだいです。餌を取り換えたり、逆に引っ込めたりなどして、猫の様子をうかがいながら原因を探ってみましょう。



■20.猫が産んだばかりの子猫を噛み殺そうとする!かわいいわが子なのに、なぜ?

まれなケースではありますが、親猫が生まれたばかりの自分の赤ちゃんを噛み殺すことがあります。おなかを痛めて生んだ子を噛み殺すなんて、通常は考えられないことです。自分の命を懸けてまだ守りたいはずのわが子を、なぜ噛み殺してしまうのでしょうか。この理由には、野生時代の競争の名残が残っているようです。いくつか理由が考えられますが、最も有力とされる説があります。

(有力説)強い子孫を残すため。生まれつき子猫に障害があったり、虚弱な体質を持っていたりすると、親猫は「この子はやっていけない」と悟ります。弱い猫の遺伝子を残さず、強い遺伝子を残す。種が生き残ろうとする本能によるものと考えられます。この行動は、野生ではよく見られることです。ただこれは1つの有力説です。ほかの諸説もあります。

オス猫がメス猫に嫉妬して、産んだ子を殺してしまうという説。生まれたばかりの子猫に付着している母猫の性フェロモンに反応し、オス猫が間違えて子猫に交尾を仕掛けて殺してしまうという説。また最近では、ストレスによって、母猫が子猫に八つ当たりしてしまうという説も出てきています。

あってはならないことですが、人間の虐待に近いケースと考えていいでしょう。親が子育ての過剰なストレスのために自制心を失い、子供に八つ当たりしてしまいます。本当の理由は猫に聞いてみるしかありません。子猫を殺そうとすれば、飼い主としてはまずやめさせるようにしましょう。




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