会話12


2019年(令和元年)10月31日 木曜日

会話12

会話 第1弾 しゃべらない
会話 第2弾 会話が苦手
会話 第3弾 マナー
会話 第4弾 国語力の劣化
会話 第5弾 続かない会話
会話 第6弾 話題のネタ1
会話 第7弾 話題のネタ2
会話 第8弾 話題のネタ3
会話 第9弾 関西人の会話
会話 第10弾 会話のキャッチボール
会話 第11弾 ソーシャルスキル
会話 第12弾 コミュニケーション力
会話 第13弾 あなたは何タイプ?
会話 第14弾 スピーチ
会話 第15弾 プレゼンテーション
会話 第16弾 話し方1
会話 第17弾 話し方2
会話 第18弾 話し方3
会話 第19弾 司会
会話 第20弾 挨拶
会話 第21弾 ビジネス・コミュニケーション
会話 第22弾 考える力
会話 第23弾 5W1H
会話 第24弾 会話力
会話 第25弾 沈黙の心理
会話 第26弾 話し上手1
会話 第27弾 話し上手2
会話 第28弾(最終回) 話し上手3


今回は、「会話 第12弾 コミュニケーション力」です。



あなたもコミュニケーションが上手な人を見て、「あの人みたいになりたい」と、そう思ったことがあるかもしれません。

・初対面の人との会話が続かず、気まずい空気を何とか打開したい。
・何度言っても後輩が指示を間違う。
・気の利いた言葉をかけたり、もっと会話を広げて楽しめるようになりたい。
・先輩や上司の言っていることをちゃんと聴き取り、理解したい。
・営業先で何を話せばいいかわからない。
・家族や恋人との関係や会話をもっと良くしていきたい。

私たちの仕事、人間関係、ひいては人生全般にコミュニケーションが影響していること、そしてコミュニケーションの重要性に、すでに多くの人が気づいていることでしょう。

「コミュニケーションの質が人生を左右する」

そして私たちの身近なところでは、今や8割の企業が人材採用時にコミュニケーション能力をもっとも重視する項目に挙げています。

▲コミュニケーションって何なのかを知りたい。

コミュニケーション能力を高めていくにはどうすればいいのでしょうか。コミュニケーション能力とは、数値で測れるものではありません。あなたとコミュニケーションを取った相手の評価がすべてです。

この人と話してよかった。
この人の話はわかりやすい。
そして、またこの人と話したい・・・。

そんな風に相手が感じる人こそ、コミュニケーション能力が高い人だと言えます。そこで、コミュニケーション能力が高い人たちの特徴と効果的に高める方法を知って、あなたのコミュニケーションに取り入れていきましょう



■コミュニケーション能力が高い人の特徴


●1.相手に興味・関心を強く持っている

コミュニケーション能力が高い人の、そのもっとも根本にある要素は、相手(人)への興味・関心の強さです。人は、自分のことをわかってくれている人、理解してくれる人に対して好感や信頼を寄せます。ですから、仕事やプライベートに関わらず、人との信頼関係を築くためにコミュニケーション能力を高めていくならば、相手に関心を向けることが必要不可欠です。あなたが今まで興味・関心を向けていなかった相手がいたとして、急にその人への興味が湧くものではありません。どんなことに関心を向ければいいのかの「きっかけ」として、その方とのコミュニケーションの際に、以下を参考にしてください。

相手から自分が学べることは何かに意識を向けてみる
相手に対して自分が役立つことは何かに意識を向けてみる
相手と自分との違いを発見してみる
相手と自分との共通点を発見してみる

こうした意識を持って相手と接することで、関心を持つ、まず初めのきっかけとして、自分の情報や知識を広げたり、深めることに繋がります。


●2.相手の心理(気持ち)を読み取れている

私たちが日頃「言葉」として発しているのは、私たちの「心」を氷山に喩えるなら、海面上に見えているごく一部の情報です。コミュニケーション能力が高い人は、その奥深くにある「真意」や「本当の気持ち」をくみ取るのが非常にうまいです。ここで、会話のキャッチボールができない人のコミュニケーションの特徴を見てみましょう。

Aさん「この前、仕事でミスしちゃってさー。」
Bさん「そうなんだ。」
Aさん「・・・うん。」

こんな風に、切り出してきた相手の話に対してただ返す・反応するだけで終わらせてしまうことにあります。こう切り返されたら、Aさんの内心ではこんな風に思うでしょう。

(この人は私の話に興味がないのかもしれない、今話しをするのは迷惑なのかもしれない。話しづらい人だな。)

相手はあなたに報告をしたいのではなく、伝えたいことやわかってもらいたいことがあって話しているわけですから、その真意や気持ちをくみ取ってあげることが大切です。では、会話のキャッチボールができる人のコミュニケーションを見てみましょう。

Aさん「この前、仕事でミスしちゃってさー。」
Bさん「それは痛い思いをしたね。ものすごい焦ったんじゃない?どんなことがあったの?」

↑相手の気持ちを思い図る言葉↑
Aさん「そうなのーーー!もう手汗・脇汗だったよ!それでね、(続く)。」

人の心をくみ取ることに長けた人は、相手の「言葉」だけでなく、表情や口調などの「非言語」からも情報を読み取り、そして相手の立場を想定してコミュニケーションを行います。まず、相手の”言葉の奥”には、どんな気持ちがあるのか、あるいは自分が同じような状況だったら、どう思うのかをしっかりとくみ取ってあげることです。気持ちや言葉にならない思いをわかってくれる相手に対して、人は大きく信頼を寄せるのです。


●3.相手との一体感を作っている

コミュニケーション能力の高い人は、相手と打ち解けたり、信頼を得ることが人一倍上手です。初対面の人とあっという間に仲良くなっている、そんな人があなたの周囲にも1人はいるのではないでしょうか。コミュニケーション能力の高い人が、あっという間に相手の心を開かせてしまうのには、相手に合わせて「一体感」をつくるようにコミュニケーションを行っているからだと言えます。NLPという心理学では、信頼関係を築くための以下のようなスキルがあります。

ミラーリング
ペーシング

ミラーリングとは、文字どおり「鏡」のように相手に合わせることです。表情や姿勢、動作、ジェスチャーなどを、相手と鏡写しになるように合わせます。なぜ、相手に合わせることが信頼関係を築くことに繋がるのかと言うと、人には、自分と似た人に対して(共通点のある人に対して)好意や親近感、安心感を持ちやすい、という特性があるからです。例えば、初対面の人でも、出身地が同じだとわかったら、嬉しい気持ちになりませんか?さらに、出身校まで同じで、地元に共通の知り合いがいることもわかり、
地元の話でとても盛り上がったという経験はないでしょうか。または、同じ俳優やミュージシャンのファンだとわかって連帯感を感じたり、趣味が同じで話しが尽きなくなった。そして、いつの間にかすっかり仲良くなっていた・・・。つまり、信頼関係が築かれている人同士は、共通点が多いのです。そこで相手の動作や口調などに、こちらから合わせていくことで、すでに信頼関係が築かれているよ、という状態を意図的に作り出していくことができるのです。簡単なようで効果絶大なスキルですが、当然、相手に対して心から信頼関係を築きたいという気持ちでなければ、相手に魂胆が見破られてしまいますので要注意です!


●4.聴き方のポイントを押さえている

「聞き上手は話し上手」という言葉があるように、コミュニケーション能力が高いと言われる人たちは、話を「聴く」ことに集中し、相手の話からポイントを拾ってどんどん広げていきます。カウンセリングやコーチング、心理学の世界では話を聴くことを「傾聴」と言います。クライアントのことをよく知るために、相手に本音を話してもらうために、聴くことはコミュニケーションにおいてとても重要だとされています。つまり、傾聴することはクライアントと関わる基本姿勢でもあります。

一方で「会話が続かない」「何を話せばいいかわからない」こう悩む人によくありがちなのが、「コミュニケーション」=「話す」ことだと思い込んでしまっていること。コミュニケーションは、相手との意思疎通、会話のキャッチボールです。投げてばかり、自分の話ばかりする人は、むしろ自分本位な人と映ってしまう場合もありますから要注意です!コミュニケーション能力を高めていくために、まず大事なのは人の話をしっかり聴くことからです。相手の話を傾聴し、そこから会話を続けていくためのポイントは以下の3つです。

うなづきやあいづちで、会話を促す
相手との共通点を見つけて、そこから会話を盛り上げる
相手が興味を持っていることを、深堀していく

どれも、相手に関心を持って話を聴くことができれば、思う以上に簡単なことです。そこから自然と会話が弾んでいくことに気づくでしょう。


●5.わかりやすく話す

コミュニケーション能力の高い人は、話がわかりやすいことも大きな特徴です。わかりやすさの秘訣は、人に伝える時に「伝えたいことは何か」「この話を聞いてどうなってほしいのか」といった、目的や結論を明確にすることです。話がわかりづらいと悩む人にありがちなのが、話のポイントがあいまいになってしまうことです。つい思いつきで話して、「結論は何が言いたいの?」と言われてしまった経験があるならば、改善の余地ありかもしれません。結論から先に述べるという、ビジネスコミュニケーションのマナーがあるのは、そもそも何の目的でこの話をしているのか、何が言いたいのかを先に相手にわかってもらうためです。それによって、忙しい相手でも素早く状況を理解し、判断ができるというメリットがあるからです。特にビジネスシーン、ビジネスメールでは以下の2点を意識しましょう。

1.結論、目的を明確にして初めに伝えること
2.客観的な事実を先に。自分の主観や考えはその後に伝えること

報告であれば、冒頭に何の報告かを伝えます。事実をすべて述べてから自分の考えを伝えます。

⇒「○○の件でご報告します。(いつ)、(どこで)、(誰が)、(何を)です。
私の考えでは~~です。」

会議の進行であれば、目的とゴールを初めに明確に伝えます。

⇒「今日の会議は○○の件を扱います。最終的なゴールは目標数字と各担当の責任者を決めることです。」


●6.うまい喩え話を使う

コミュニケーション能力の高い人たちは共通して、「比喩」「喩え話」を効果的に用いて伝えます。比喩や喩え話は、「メタファー」とも言われ、より説得力を増すためや、相手にスムーズにメッセージを受け入れさせるための強力な技法として、催眠療法などの言葉を操るプロほど使っています。ではメタファーを用いるとはどういうことかというと、自分の伝えたいことをそのまま伝えるのでなく、人の経験談やことわざ、寓話などを使って伝えることです。自分の考えや意見をそのまま直接的に伝えるよりも、喩え話や、他人の話を借りてきて伝える方が、相手に対しての説得力が格段に上がります。

将来はプロ野球選手になりたいという子どもに、練習の大切さを伝えてみましょう。メタファーを使わずに伝える場合:

「うまくなるには、地道に練習が大切だよ。」

この言葉だけでは、子どものモチベーションにはつながりづらいです。ではここで、メタファーを駆使してイチロー選手のエピソードを借りてみるとどうでしょうか。メタファーを使って伝える場合

「イチロー選手も小学生のころからプロ野球選手を目指して、365日休まずにキャッチボールとバッティングの練習をしていたそうだよ。毎日少しずつでも練習を続けよう。」

このように伝える方が遥かに説得力があり、イチロー選手がやっていたのなら自分も頑張ろうと、素直に受け止めやすくなります。

催眠療法で用いるメタファーとは、セラピーの現場でクライアントの潜在意識にメッセージを効果的に伝えることを、コミュニケーション手法として体系化したもの。


●7.鉄板ネタ・話題を準備している

コミュニケーション能力の高い人は、この人ともっと話してみたい、また会って話したい。そう印象づける、いくつかの鉄板の「ネタ」「話題」を準備しています。会話をお互い楽しんだり、相手が安心して話せるようにするためには、まず自分から心を開くことが大切だとわかっているからです。

一方で話すことが苦手だと思っている人に見られがちなのが、事前の準備や計画性なく、その場の状況だけでコミュニケーションをしようとしていることです。苦手であればなおのこと、準備をしておくことです。例えばこれが、プレゼンテーションであれば、事前にしっかり準備をして臨みますよね。人とのコミュニケーションも、プレゼンテーションも同じです。相手とのコミュニケーションをスムーズにするため、話題の引き出しを増やすためにも、印象に残るような要素がないか、ネタや話の題材を準備しておきましょう。なんといっても、初対面の人との会話で必ずと言っていいほど話すのが、自己紹介です。

名前の由来、エピソード
笑える失敗談やインパクトのあるエピソード
意外性のある特技や趣味

こうした、自分にまつわること、自分のことをどんな風に覚えてもらいたいのかを、書き出してまとめてみることをオススメします。例えば名前に関する話題なら、

「●●という名前は、野球選手の●●さんと同じです。
 父親が大ファンで、●●選手のようになって欲しいとつけてくれました。」

このように自己紹介すると、相手は大抵「じゃあ野球をやっていたんですか?」と尋ねたくなるものです。やっていなければ、それはそれで1つの笑いにしてしまいましょう。やっていたなら、野球にまつわる話から、自分を知ってもらうことができます。

気をつけておきたいのは、初対面の人との会話では、まだお互いの人柄を知りません。自慢に聞こえるような話や、自虐ネタ、人によっては「この人、大丈夫?」とドン引きするような強烈なエピソードはリスクもあります。まずは、「あるある」と相手も頷くような失敗談など、相手も自分のエピソードを気軽に話せるような話題を選ぶことがポイントです。



■プロ講師に聞いた!コミュニケーション能力を高める方法

コミュニケーションを学ぼう、能力を高めようと思ったら、実践することが最短距離です。より効率を求めるなら、コミュニケーションの専門の講座やセミナーに参加して、その場で実践しながら身につける方法もあります。いずれも基本さえ身につけてしまえば、あとは日々のコミュニケーションそのものがスキルアップの機会です。常に能力を高めることを意識して、得たことを実践していきましょう。


●1.テーマを決めて徹底的に実践する

コミュニケーション能力を磨くことは、身体(筋力)を鍛えるようなものです。スキルの実践を積み重ねることで方法を覚え、自然と使えるようになり、そしてどんどん洗練されていきます。日常のコミュニケーションはすべて実戦でもあり、レベルアップの機会、練習の機会でもあります。新しいスキルを学んだら、テーマを決めて徹底して練習していきましょう。より効果的に身につけるポイントは以下のステップに沿って進んでいくことです。

1度に1つのテーマ(スキル)に絞る
あらゆるコミュニケーションの中で徹底して使う
自然にできるようになったら、次のテーマ(スキル)を実践していく

たくさんのスキルをあれもこれもと実践するより、1つずつに絞って着実に身につけていくことが、結果的に最短で効率の良い方法です。自分が伸ばしたい部分、身につけたいと思うコミュニケーションのテーマ(例えばペーシングをマスターする、○○ネタを10人の人に話してみる など)を決めて、さっそく実践していきましょう。


●2.365日 ネタを収集して実践する

プロの講師や話す仕事の人であれば、365日欠かさずネタ、話題を探す努力をしています。効果的な喩え話(メタファー)になる事例はないか、気づきや学びになるネタはないか、誰もが笑えるようなネタはないか・・・などのことです。

日常でいつも通りにコミュニケーションをしていては、コミュニケーション能力を高めることはできません。あらゆるところからヒントや参考、ネタを見つけて、それを実際にやってみる、というくり返しで磨かれていきます。日常生活の中にも、お手本やネタになる出来事、レベルアップにつながる情報が溢れていますし、その道のプロからも、多くを学ぶことができます。

討論番組からは、議論の進め方やファシリテーターの技術、説得力のある話し方。お笑い番組からは、切り替えしのうまさや、笑いの起こるテンポ、話の構成。落語からは、人を魅了する話し方や表情、表現力。自分が面白いと思う人、笑いが起こる話から、どういうところが面白かったのか?自分に置き換えて使えるネタ、題材、話し方はないか?
TVやエンターテイメントをただ楽しむだけでなく、「ネタ探し」という別の視点から見ることで、今までとまったく違う発見が生まれます。


●3.真似してレベルアップする

仕事において、コミュニケーション能力は最も求められる要素です。ですから、あなたの周囲にいる仕事のできる人は、コミュニケーション上手な人が多いのではないでしょうか。そうした人の、うまいなと思うところ、自分が伸ばしたいと思うところを、観察して真似していきます。

仕事のできる先輩が、どんな風に上司に声をかけるのか
御礼やビジネスメールなどでの気遣いや伝え方の工夫、言葉使い
説得力がある、プレゼン力がある人の話の構成、喩え話の使い方
周囲から信頼される人の話し方や口調、人との接し方
話が面白い人が、どこからネタや話題を仕入れているのか

闇雲にスキルアップしていこうとするよりは、身近なお手本があると近道になります。上達するためのポイントは、中途半端に真似するのではなく、徹底して完全コピーができるくらい真似してみることです。今までのやり方を変えたり、新しいことを身につける時、これまでの自分流のやり方が妨げになることがあるからです。この人の、ここを取り入れようと決めたら、1つ1つ着実に積み重ねていきましょう。本人に直接アドバイスを求めることももちろん有効です。



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