「きっぷ」と「切符」


2019年(令和元年)09月10日 火曜日

「きっぷ」と「切符」

「きっぷ」と「切符」の違い、分かる人いないと思う。

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ほら、この看板は、ひらがなですよね?
ウソだぁという、あなた!実際に駅の「みどりの窓口」に行ってください。
「きっぷうりば」と、ひらがなで案内されているよ。

★きっぷ、切符の違い

■ぞの前に、「きっぷ」を知らない者がいると言う現実

電車に乗るには「きっぷ」購入は常識だって?
あなたは、昔人間だね。今はピッと電子カードなのよ。
だから、きっぷを知らない、使えない、買えないのだそうだ。

●切符

私たちが日頃使っている「切符」は、正しくは「きっぷ」である。JRでは、この2つを明確に使い分けている。
「きっぷ」は旅客営業制度上、正式には「乗車券類」という。
「乗車券」や「急行券」「寝台券」「グリーン券」等のことをまとめて「乗車券類」というのだ。

例えば、手回り品切符だ。車内へは、縦・横・高さの合計が250㎝以内で、重さが30㎏以内のものを2個までしか無料で持ち込めない。大きさや重さが、これを超えるものを持ち込みたい場合や、ペット同伴の場合は、手回り品切符を280円で購入すれば、車内へ持ち込める。

●ペットは「切符」で電車に乗る

ペットの持ちこみは「手回り品切符」。 「きっぷ」ではない。

わが家のペットである猫と電車に乗るためだった。しかも、手回り品切符はどこまで乗っても280円なので、猫は私よりもはるかに安く旅ができるのだ。

そのほか、一時預かり品切符といって、駅で荷物の有料預かりをした場合に発行されるものや、諸料金切符という、文字通りケースバイケースで何らかの料金を支払った場合に発行されるものもある。

忘れ物には、遺失物切符というものまである。これは、忘れ物の情報が書かれたもので、直接忘れ物にくくりつけ、駅や忘れ物センターに回送するための内部帳票のようなものだ。
忘れ物センターに届けられた自分の荷物に、遺失物切符がくくりつけられているのを見る度に、すぐにものを失くしてしまう自分が情けなくなり、その反面、失くした物が見つかった安堵感もあって複雑な気持ちになる。

●きっぷ

色々と紹介した通り「きっぷ」と「切符」では、その意味合いが大きく異なる。「乗車券類売り場」と表記すれば良いのだが、一般的に「乗車券類」という言葉が世間に浸透していない。乗客にはなんとも不親切な表記だ。「切符」という言葉を使うのがベストだろう。

だが、漢字表記にしてしまうと、全く別の意味になってしまう。やはり「切符売り場」と表記したいが、これでは「乗車券類売り場」ではなくなってしまうのだ。旅客営業制度上、正しくない事は表記できない。そこで、たどり着いたのが「きっぷ」というひらがな表記なのだ。

それにしても、この「きっぷうりば」の表記、ひらがなにしたためか、なんだか優しい印象にもなる。その裏には、こんな理由があったとは思いもしなかった。最初に「乗車券類」を「きっぷ」とひらがなで表記する事を考えた人は、さぞ悩んで決めたに違いない。いわば、苦肉の策とも言える。

駅には驚きの発見がいっぱい

この「旅客営業制度」はなかなか複雑で難しい。JR運賃計算は、旅行業務取扱管理者という資格の国家試験にも出題される。

この記事を読んで気になった人は、駅に行った時にぜひ案内表示を見てほしいと思う。
案内板のほか、「きっぷ」そのものにも表記されていたりする。



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