「御机下」と「御侍史」の違い


2017年(平成29年)10月16日 月曜日

ブログのネタを、どうしようかと考えていたら、

先日、聖書の手紙と、日赤への一時的転院を思い出した

そこで、ある言葉を取り上げることにした。

今日は、手紙の書き方について

現在では、医師から医師へ宛てる手紙や病院の紹介状で見かけることがあるくらいで、一般の手紙ではほとんど使用されなくなっている脇付けの

「御机下」「御侍史」について説明する。

そもそもだが、読み方や言葉の違いが、分かりますか?

・「御机下」

読み:ごきか

書き方:
「神経内科 神田太郎 先生 御机下」
  または
「神経内科 神田太郎 先生
                  御机下」

意味:
「直接お渡しするのも恐れ多いものですから、机の下にでも置かせていただけたらと思います」という意味。「机の下に置く」とは、どういう意味なのかと疑問に思われる方もいると思いますが、要するに、「机の上に置くほどの重要な書状ではございません」という意味であり、かなりへりくだった表現だということです。実際は、重要な書類であることばかりです。

注意点:
・宛名の個人が特定できている場合に限ります。
・「御中」との併用はできません」

*御中:おんちゅう、その宛名の組織の人であれば誰でも開封可能と言う意味。
ですから、「御机下」は、「親展」と同じ意味となり、宛名本人以外の開封を認めていません。


・「御侍史」

読み:おんじし

書き方:
「神経内科 神田太郎 先生 御侍史」
  または
「神経内科 神田太郎 先生
              御侍史」

意味:
侍史とは、秘書というか、執事というか、マネージャーのような仕事をされる方のこと。昔の位の高い方にはこの侍史がいて、その名残といわれています。
「直接お渡しするのは畏れ多いので、侍史の方を通してお渡しします」ということで、「本人が直接読まなくても、侍史の方から『〇〇さんから手紙がきてましたよ』ということが伝われば十分です」という意味。

注意点:
・最も多いのが、「御侍史」ではなく「御”待”史」という漢字の間違い。


使用の決まり事:
「御机下」「御侍史」共に使用上の決まりごとはありません。が、一般的な傾向として

・医師 ←→ 医師 は 「御机下」
・業者 →→ 医師 は 「御侍史」

この脇付の「御机下」「御侍史」は、医療関係者のみが使っていますが、医療業界用語でもなく、医師専用用語でもありません。

宛名が医師以外には用いないだけのことです。

続いては、「弊院、当院」の違いについては、日を改めて、別ブログにて掲載する予定。

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この記事へのコメント

903
2017年10月19日 01:35
様と御中しか知らなかった
2018年11月23日 08:44
テスト